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太鼓眼鏡の似非教育学的考察

太鼓眼鏡のブログです。不定期更新ですが、よろしくお願いします。

「挫折した・理解出来なかった本再読キャンペーン」経過報告

太鼓眼鏡久しぶりの更新です。 前回の更新がおよそ4ヶ月前ということで、まだあの頃は4年にもなっていなかったんだなあと時の流れに恐れおののいております。

僕自身は人生設計に大きな転換があったものの、概ね元気にやっています。ただここのところインプットばかりで、アウトプットの機会を作っていなかったので、まて定期的に更新をしていければと思います。

さて、今回は予てより機会を見ては実施している、「挫折した・理解出来なかった本再読キャンペーン」の戦況報告をしたいと思います。

「挫折した・理解出来なかった本再読キャンペーン」とは

まあ名前の通りですが、太鼓眼鏡は本をあほみたいに積む習性があり、しかも時々身の丈に合わない古典なんかに手を出したくなります。その結果、「あーもう難しいしいいかなあ」とか「コレ読み終えたけど結局何言ってんのよ」という本が多く手元に残るわけです。

しかしご存知のように、プライド高めの僕として本屋でその本を見るたびに、ないしは著差名を見るたびに、苦虫を噛み潰したような思いをしていたわけです。

そこで大学に入ってからの成長を信じ、今なら読めるだろう!、ということで再挑戦する取り組み、それが「挫折した・理解出来なかった本再読キャンペーン」です。

戦況

これまでブログではこの取組を取り上げてこなかったので、簡単に現状を今回はまとめたいと思います。

1戦目:ドストエフスキー

こいつは強敵でした。高校時代何を思ったのか、急に「悪霊」に手を出し、あのながーい序章で挫折。それからはもうドストエフスキーと聞くたびに悔しい思いをしたものです。でもなんか小説ないかなーと思うと大抵一度は目につく、そして悔しい思いをする、というのを繰り返していました。

悪霊 (上巻) (新潮文庫)

悪霊 (上巻) (新潮文庫)

そこでまずリベンジ戦として選んだのが「罪と罰」。ラスコーリニコフに全然感情移入できないし、やっぱり最初の情景描写で何度も死にかけましたが何とか読破。下巻は割りと一気に読めた印象。

罪と罰〈上〉 (新潮文庫)

罪と罰〈上〉 (新潮文庫)

次にチャレンジしたのが、「カラマーゾフの兄弟」。正直これも理解したとはとても言えない状況ですが、何とか読破。めちゃくちゃ時間かかったな…。

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

というわけで現状2勝1敗ですね。そろそろ悪霊に手をだすのもいいかなあ。

2戦目:村上春樹

割りと好き嫌いが大きく分かれるのかなあと思うんですが、僕は「海辺のカフカ」と「1Q84」に昔挑戦し、前者は読破したものの理解できず、後者は大分序盤で投げ出しました。

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

それからはずっと敬遠してきたのだけど、ある日塾の生徒が学校の課題で英語で「ねじまき鳥クロニクル」を読んでいるので手伝って欲しいと言ってきたんですね。これはチャンスだなーと思い、洋書と和書をまとめて購入。洋書は大分初期に投げ出し、生徒はグロ描写に心が折れていく中で、何とか僕は読破。正直ノモンハンの件で1回本置いたけど。

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

その次は、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」「ノルウェーの森」「色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年」を読み、

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

宇野さんの「リトル・ピープルの時代」やエッセイ「職業としての小説家」を読んだりするうちにどっぷりはまりました。

職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

そしてようやく、ちょうど昨日「海辺のカフカ」を読破。全く飽きずに読めたのはキャラに好感が持てたからかなあという印象。まだ理解出来ない箇所はあるけれど、1勝としてもいいでしょう。

ただ個人的には「ノルウェーの森」が一番好きでした。

3戦目:グレート・ギャツビー

ここに来て著者名でなくて作品名ですが。ノルウェーの森で凄い薦めてくるので、再チャレンジを決意した本です。

大学の夏季課題として、洋書を読めというのがあって、ちょうどディカプリオ主演で映画をやっていた「グレート・ギャツビー」を選んだわけです。でも序章から単語難しくてわけわからんし、無駄に生真面目でいちいち辞書をひいていくうちに開く回数が減り…。と典型的な読まなくなる読書をして、挫折しました。課題は映画でどうにかしたけど。

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

華麗なるギャツビー [DVD]

華麗なるギャツビー [DVD]

今回は村上春樹訳で挑戦。そしてこれが映画を見ていたおかげもあり、めちゃくちゃ面白かったんですね。出来れば次は洋書で読みたい本です。

4戦目:車輪の下

こちらは昔Facebookに投稿したものを見つけたので、そのまま記載。

車輪の下 (新潮文庫)

車輪の下 (新潮文庫)

先日ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」を読みました。確か中学2年くらいのときの夏休みの課題図書だったと思います。 当時はもう暗いし古臭いし、全然面白くなくて、結局全部読んだのかも覚えていません。でも何となく頭の片隅にその題名はあって、本屋で見かけると手に取っていました。 大学に入ってすぐ、せっかくだし読み返してみようと思い再度購入したのですが、忙しさに構えけて放置し、結局読了ならず。途中まで昔とは違う感慨はあったものの、やはり暗いなあという印象が強かったように思います。 自分は基本的に付き合いが悪いんですが、たまにはと思い中学からの友人とご飯に行った時にちょうど「車輪の下」の話が出たんですね。自分と同じように、友だちにも何かそのタイトルは残っていたみたいです。それにちょうど読んでいた「ノルウェーの森」でも、主人公がふと「車輪の下」を読むシーンがあって、それで気になってまた手にとってみました。 人並みな感想ですが、とても面白かったです。暗いけれど、暗いだけじゃないなと初めて思いました。中高一貫校に通っていた自分達にこの本を読ませたかった、国語教師の気持ちが少しわかるような気がします。伝わるまでに大分時間がかかりました。

これからの戦い

さて、ここまでほとんど勝ち越しのみなわけですが、挫折している本も山のようにあります。ざっとリストしてみます。

………割りと思いつくままに読み進めているので、ぱっと本棚に目についた本だけリストしたけど、現状積み本だけで50冊くらいある状況。なのに本屋好きかつ、運命感じちゃうとすぐ買っちゃうからどんどん増えていくんですね…。

まあいいか。今回は小説ばかりでしたが、最近特に幅広くいろいろ手を出すようにしているので、また読書感想文でも書こうかと思います。

では。